2001年9月 月刊シリエズ 9月号

コンピテンシーマスターユーザが研究会を開く

 7月7日、東京・渋谷のフォーラムエイトにて「第二回コンピテンシーマスターユーザー研究会」が行なわれた。
約60人の参加者のうち、およそ6割が税理士・会計士だった。
 コンピテンシーとは、「仕事のできる人の行動特性」を分析し、社員教育に役立てるというものである。
代表幹事である中川社労士事務所の中川清徳氏は「始めようと思い立てば誰にでもできるシステムで、かつ確実に関与先にとっても自分にとっても利益になる」とコンピテンシーを評価している。
 研究会は各幹事の紹介に始まり、実際に導入している四つの事業所がどのようにコンピテンシーに取り組んできたかを発表した。各氏からは次のような発言があった。

「仕事のできる人といっても、元々の能力は関係ない。できるための行動をやっていないだけ、行動が変われば3ヶ月で結果につながる」(有限会社プライミング 室井俊夫氏)
「若い経営者からは反応がよく導入を検討していただける」(有限会社斎藤総合研究所 岡田烈司氏)

 また、開発者の望月禎彦氏からは新バージョンキットの発表があり、「よりメリハリのある採点方法への変更」「職種別で見える結果」「問題文の簡易化」「信憑性の向上」「オリジナル質問の追加」等の改定が年末に向けて調整されていると報告があった。